2020年8月3日
マグネット専門用語について
平素よりダイカテックをご利用頂き、誠にありがとうございます。
今回は、マグネットを扱う際の専門用語についてご説明させて頂きます。
- 磁束密度
1cm²辺りの磁力線の本数により磁束密度は決まります。
- 磁力線
磁場の中で、その上の各点における接線の方向が磁場の方向に一致するような曲線を磁力線といいます。
- 残留磁束密度
磁石を飽和まで磁化させた後に、その外部磁界を0にしたときに磁石に残留する磁束密度のことをいいます。
- 表面磁力
ステンレスチューブ表面の磁力のことをいいます。
弊社、標準マグネットは12,000ガウスとなります。 ※高磁力タイプもあります(17,000ガウス)。
ステンレスチューブから1㎝離れると磁力は10%まで低下します。
- ガウス
磁束密度を表すCGS単位系。10,000ガウス = 1テスラ ※テスラはSI単位系
- 磁極
磁力が集まる箇所となり、磁極に磁性金属異物は吸着します。
- 磁極ピッチ
磁極の間隔のことをいいます。
弊社、標準マグネットは18㎜ピッチとなります。 ※短ピッチタイプもあります(7㎜ピッチ)。
- ネオジム磁石
ネオジム・鉄・ホウ素を主成分とする希土類磁石です。永久磁石のうちでは、最も強力な磁石とされています。
- サマリウムコバルト磁石
サマリウム・コバルトで構成される希土類磁石です。耐熱性が高いので、高温度環境での使用が可能です。
- 鞘管(二重管)
弊社、簡易清掃型に用いられています。
鞘管により磁性金属異物に直接触れずに回収出来るので、サンプリングが可能になります。
上記以外にも、御不明な点ございましたらお気軽にご相談下さい。(※お問い合わせフォームへ)
ダイカテック株式会社 社員一同